理学療法士が注目するヘルスケア関連銘柄TOP3 ~2銘柄目~
こんにちは、ペガサスです!理学療法士であり、FP2級も取得している私が、ヘルスケア分野に注目した銘柄を3つご紹介するシリーズの第2弾です。前回は1銘柄目として成長が期待される企業をご紹介しましたが、今回はその続き、2銘柄目について分析・紹介していきたいと思います!
老後資金を形成したい、資産運用を多様化したいと考えている方にぜひ知っていただきたい内容です!
なぜ今、ヘルスケア銘柄なのか?
多くの方がIT業界に従事し、ストレスの多いライフスタイルを送る現代の男性にとって、ヘルスケア分野は身近な存在です。さらに、ヘルスケア関連企業の成長は今後も期待される分野のひとつ。高齢化社会の進展とともに、予防医療や健康管理の需要が増大し続けています。特に、血圧計や体重計など、日々の健康管理に欠かせない製品を提供する企業の成長には目を離せません。
今回は、そんな背景から「オムロン株式会社」について注目してみたいと思います。
注目の2銘柄目:オムロン株式会社(コード: 6645)
オムロンは、医療機器メーカーとして知られており、特にヘルスケア事業での存在感が大きい企業です。特に欧州での血圧計需要が好調で、近年の円安も追い風となり、売上高の維持に貢献しています。では、オムロンのビジネスモデルと、投資家として注目すべきポイントを見ていきましょう。
ヘルスケア事業の強み
オムロンのヘルスケア事業は、主に血圧計をはじめとしたヘルスケア製品を展開しており、家庭での健康管理に特化した製品群が特徴です。最近では、リモート医療や健康管理アプリとの連携も進めており、デジタルヘルス分野での成長も期待されています。特に、高血圧や慢性呼吸器疾患の管理が今後ますます重要になることを考えると、この分野の成長は避けられません。
業績の振り返り
オムロンの2025年3月期第1四半期決算によると、売上高は1,837億円と前年同期比で9.7%の減少となりましたが、ヘルスケア事業は横ばいを維持しました。中国市場での特需が一時的に減少した一方で、欧州での需要が好調に推移しているため、全体的には安定した成長が見込まれています。また、オムロンは構造改革プログラム「NEXT2025」を実施しており、一時的な費用が発生しましたが、これは中長期的な成長への投資と捉えることができます。
オムロンに投資する理由
- グローバル展開と安定した市場シェア
オムロンは、日本国内だけでなく、欧州やアジア市場においても確固たる地位を築いています。特に欧州では、健康管理製品の需要が拡大しており、血圧計やネブライザーといった製品が広く普及しています。また、円安が続くことで、海外での売上をさらに伸ばすことが期待できます。 - 構造改革による利益率改善
「NEXT2025」プログラムにより、オムロンは事業の効率化やリストラを進めています。この一時的な費用は業績にマイナスの影響を与えましたが、長期的には利益率の改善が見込まれます。これにより、今後の株価上昇に繋がる可能性があります。 - デジタルヘルスケアへのシフト
オムロンは、ただの医療機器メーカーにとどまらず、デジタルヘルスケア分野への積極的な進出を図っています。スマートフォンと連携した血圧管理アプリや、遠隔医療技術を活用した健康管理ソリューションの開発に注力しています。今後、IT技術が進展する中で、これらの技術と連携することでさらなる成長が期待されます。
リスク要因
オムロンの投資には、以下のリスクも考慮する必要があります。
- グローバルな景気変動: グローバル市場に依存しているため、各国の経済状況に左右されるリスクがあります。特に、新興国市場の不安定さや、為替リスクには注意が必要です。
- 競合の台頭: ヘルスケア市場は競争が激化しており、新規参入者や既存の競合企業によるシェア奪取が懸念されます。特に、デジタルヘルスケア分野では、IT企業との競争が厳しくなることが予想されます。
最後に
オムロンは、ヘルスケア事業を通じて安定した収益基盤を築いており、今後のデジタルヘルスケア市場での成長も期待できます。また、構造改革による利益率改善が見込まれるため、短期的な利益にこだわらず、長期的な視点で投資を検討するのが良いでしょう。
オムロンのようなヘルスケア関連銘柄は、今後の高齢化社会において確実にニーズが増加する分野です。IT業界で働く皆さんにとって、テクノロジーと健康の融合は非常に身近であり、こうした企業に投資することで、社会的な意義も感じられるのではないでしょうか?
次回は、3銘柄目を紹介します。お楽しみに!!
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