衝撃の決算 日産自動車について初心者にわかりやすく解説!!

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決算シーズン真っ只中な今日(11・7)衝撃的な決算が発表されました。

 

日産自動車の2024年度上期決算についてお話ししていきます!

2024年度上期(4月~9月)の決算が発表され、日産は厳しい事業環境下での苦戦が明らかになりました。以下に、主なポイントをまとめましたのでご覧ください!!

 

 

 1. 売上と利益の大幅減少

①売上高は5兆9,842億円で前年同期比1.3%の減少。減少の要因には、主に中国市場での販売台数の低下や販売奨励金の増加が挙げられます。

②営業利益は329億円で前年同期から90.2%減少し、営業利益率も5.6%から0.5%へ大幅に低下しています。この大幅な利益減少は、販売台数の減少に加え、インフレの影響や生産コストの増加が主因です。

③当期純利益も192億円と、前年同期の2,962億円から大幅な減少(-93.5%)となりました。

 

2. 地域別販売台数の動向

①日産のグローバル販売台数は1,596千台で、前年同期比1.6%の減少でした。中国市場のシフトが特に顕著で、ここでは5.4%の減少が見られ、他の地域も減少傾向が続いています。

②北米市場では軽微な減少(1.0%)にとどまっていますが、これはHEV/PHEV車の需要が増加しているためです。一方、中国市場では新エネルギー車(EVなど)の需要が急速に高まり、競争が激化していることが日産のシェア低下を引き起こしています。

 3. 収益構造の課題

①日産は、販売促進コストやインフレによるコスト増加が利益を圧迫しています。また、円安や原材料費の上昇などの外部要因も利益に悪影響を及ぼしています。

②さらに、経常利益は1,161億円と前年同期比で71.9%の減少、フリーキャッシュフローもマイナス4,483億円と苦境に立たされています。

 

4. 通期見通しと今後の戦略

①通期の売上高は12兆7,000億円、営業利益は1,500億円と見通しを下方修正しました。日産は今後もコスト削減とブランド力向上を目指し、グローバル生産能力の20%削減や事業体制のスリム化を進める方針です。

②日産は2026年度までに持続可能な収益性の確保とキャッシュフローの健全化を目指しています。具体的には、北米でのHEV/PHEVの強化、中国でのEVシフトへの対応、ホンダなどとのパートナーシップを通じて効率を追求しています。

 

投資家の方へ

この業績悪化の影響で、中間配当は見送りとなり、配当政策も不確実性が増しています。今後の収益回復に向けた戦略とその実行が注目される一方で、現状の市場環境ではリスクも高いため、日産株の動向を注視する必要があります。

 

個人的には350円くらいに落ち着くのではと考えております!!

 

ペガサスでした!!

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